2022年1月11日 火曜日
歯周病は感染症!?
こんにちは!歯科衛生士の安達です😊
先日、大阪大学歯学研究科予防歯科学教授
天野敦雄先生による、
歯周病プロジェクト講演会オンラインセミナーを受講しました!
細菌レベルでのお話、とても面白かったので、
皆さんにお知らせいたします💗
実は、虫歯も歯周病も常在菌による感染症です。
人の免疫力や、抗生剤、抗菌剤でも追い出せません。
殺菌方法にも限界があり、
消毒剤でも30分から3時間で2倍に増殖し、
21時間後には!100パーセントを超え、
恐ろしいことに歯周病菌は細胞内にも住みついてしまいます💦
虫歯と歯周病は完治しない病気であり、
本来は、歯医者は痛くならないために行く場所なんです。
汚れ(プラーク)の細菌叢は30歳ごろには完成し
お口の中の、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れることにより、
歯周病、虫歯の発生が起きてします。
虫歯の誘発成分は、お砂糖だけではありません。
ブドウ糖、果糖、調理デンプンみんなあわせて、
発酵性の糖質です。
それに加え悪い食事習慣が虫歯の発生につながります。
予防するには、唾液をふやすこと、抗菌剤の使用、
フッ素、良い食事習慣が大切です。
歯磨きは食後すぐに行うことが大切です。
菌の悪さは食後すぐに始まってしまいます。
そして、歯周病の最強の菌💦といわれる菌がいるのですが、
それが Pg菌 といわれる菌です!!!
主に18歳以降に感染し、
キスや、食器の共有、ペットからの感染によるものです。
Pg菌がなぜこわいのかというと、
普段は悪さをしない穏やかな日和見菌までもが
Pg菌がいることで一緒に悪さをしだすことです。
Pg菌にはどんな菌も逆らえず、細菌は協力して
時間とともに病原性を高めてしまいます。
歯周病菌は歯茎からの出血による、赤血球ヘモグロビンの
ヘミン鉄が大好物です。
そのため、歯周治療により歯周ポケットからの出血を
止めることがとても重要です!!
患者さん自身にも自分自身の主治医となり、
正しいセルフケアで予防し
歯科医院での定期的なメンテナンスで
いつまでも健口👄を保ちましょう!
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