きちんと“治療”に通っているのに、どんどんむし歯になり、削られ、歯を失っていくのはなぜでしょう?
いくら良い材料を使い、最高の治療をしても、「無くなったものを、人工の詰め物、被せもので代用している」だけに過ぎず、元通りにすることはできません。
つまり治療だけで歯科医院に通院することは、自分の身体の一部を失っていくことに繋がります。代用のものが永くもつ訳がなく、しばらくすると再発し、治療が必要になり、そうしているうちに歯はどんどん少なくなっていきます。
そうなると食事がとれにくい、しゃべりにくい、歯を見せて笑えない等、お口の中の問題以上に“人生の質(クオリティーオブライフ)”まで失うことになってしまいます。55〜75歳の方1000人に聞いた『やっておけば良かった後悔ベスト20』のなんと1位が“歯の定期検診”だったことからも、無くなってはじめて、多くの方がその重要性を実感されるようです。
そこで、すべての治療が終了し、健康な口腔内になったら、その後は定期的なメンテナンスを通じてその状態を維持し、一生涯健康な口腔内を保つことが大切になります。治療ではなく、予防のために歯科医院に通うのです。治療で痛い思いもせず、気持ちよく健康を手に入れ、笑顔で帰っていただきたい、それが我々の願いです。