2023年9月8日 金曜日
妊婦さんの歯科麻酔とレントゲン撮影について
こんにちは!歯科助手の篠塚です😊
最近朝晩涼しくなってきて、もうすぐ秋だなぁ〜と季節の移り変わりを感じています♪
日中はまだまだ暑い日が多いので皆さんも体調崩さないように気をつけて下さいね!
今回は妊婦さんの歯科麻酔とレントゲン撮影についてです。
妊娠中に歯の治療が必要になると、麻酔を使っても赤ちゃんに影響はないのか、レントゲンを撮っても大丈夫なのか、
薬を飲んでも大丈夫なのか・・と不安になりますよね。
今回は妊娠中の方からよく質問を頂く内容についてお話します。
まず歯科麻酔の使用についてですが、歯科治療で使われている局所麻酔は胎盤などを通じて赤ちゃんに届くことはなく、
危険性はほとんどないことが分かっているので、妊娠中の方でも安心して治療を受けることができます。
また治療するにあたり、お口の中の状態をより詳細に知るため、レントゲン撮影を行うことがあります。
そこで気になるのが放射線の影響です。
私たちは日常生活を送る中で自然放射線を浴びており、その量が年間一人あたり2.1㎜シーベルトとなっています。
それに比べ歯科レントゲン撮影時の放射線量は、部分的なデンタル撮影の場合0.01㎜シーベルト、
全体的なパノラマ撮影の場合0.03㎜シーベルトととても少なくなっています。
撮影するのがお口なので直接お腹には当たらず、撮影時には防護エプロンを付けるのでほとんど体への影響はなく
安心して検査を受けることができます。
薬は必要な時のみ、胎児に影響の少ない薬を出します。
妊娠中はつわりの影響で、歯磨きをするのが難しくなったり、間食が増えることでお口の中が酸性の状態が続き、
虫歯のリスクが上がってしまいます。
また女性ホルモン増加の影響で、妊娠性歯周炎になるリスクが高くなります。
歯周病が進んでいる妊婦さんは早産や低体重児出産などのリスクが高くなることが分かっているので、
体調に無理のない範囲で妊婦健診を受け治療される事をおすすめします。
むし歯や歯周病は感染症で、ほとんどが親から子供に感染します。
生まれてくるお子さんの為にも継続的にメンテナンスしていきましょう。
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