2023年4月14日 金曜日
歯の喪失と認知症の因果関係について
こんにちは😊歯科衛生士の安達です!
暖かい日が続き、春らしくなりましたね🌸
4月から息子も小学校に入学し、大きいランドセル、黄色い帽子をかぶり頑張って通学しています✨
あまり心配しすぎず、少しづつ手が離れている息子を見守っていきたいと思います!
さて、今日は歯の喪失と認知症の因果関係についてのお話です🦷
近年、多くの研究で口腔健康の維持が全身健康にとって重要であることが明らかになっています!
4年間にわたる高齢者の健康追跡調査の結果をもとに、歯の状態と認知症の因果関係について分析、検証の結果
「歯がほとんどなく義歯未使用」の高齢者が、それ以外の高齢者と比べ認知症になりやすいことが明らかになりました。
最も認知症発症の割合が低かった「20歯以上歯がある人」と比較すると約1、85倍もの差があったのです!
歯がほとんどない人は、たいてい奥歯がありません。
奥歯を失うと噛み合わせが安定せず咀嚼力も衰えるため、脳への刺激が減って脳細胞の減少につながります💦
また噛める食材も限られてしまうので栄養素の摂取量も減少していきます。
歯周病によって脳に悪影響を与える物質が分泌され、認知症につながりやすくなることも考えられます。
ただ義歯使用によってしっかりと咀嚼できるため、リスクを4割減らすことができます!!
お口に合った義歯の使用で認知症になる危険性は少し減少しますが、自分の歯を残すことが非常に大切です✨
健康寿命のためには、まず自歯の喪失を防ぐことが何より重要なのです!
歯を失う原因の8割以上が歯周病とむし歯です。
そしてどちらも予防が可能な疾患です。つまり予防によって将来の認知症予防が可能となります。
皆さんにはメンテナンスの重要性を今までもお伝えしていましたが、
患者さん自身も予防の意識をもってメンテナンスに通って頂くことで、
先の認知症予防に大切な歯を守っていきましょう✨
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