2020年3月26日 木曜日
禁煙☆
こんにちは!
歯科衛生士の高浜です
新型コロナウイルス
ニュースをみるとそれ関連ばかりですね…
皆さん不安だとは思いますが、
出来る限り予防していきましょう
コロナウイルスだけでなく
電子タバコもとても怖いんです。
本年3月、厚生労働省が「健康増進法」改正案の
骨子を発表しました。
その目玉の1つが、受動喫煙の防止です!
最近、従来の紙巻きタバコに加えて、
電子タバコ、加熱式タバコなどが相次いで
売り出されています。
加熱式タバコとは、タバコ葉を加熱し、
その蒸気を吸引するもの。
タバコ葉を燃やしてその煙を吸う
従来の紙巻きタバコと比べると、
燃やさないのでタールが発生せず、
より害が少ないと言われていますが、
タバコ葉を加熱するため当然ニコチンは含まれています。
今までのタバコからアイコスなどの
煙が出ないタイプのものに替えたから大丈夫!
と思っている人もいるかもしれませんが、
実際はどうなのでしょう
昨年アメリカの権威ある医学誌JAMAに発表された、
スイスの大学の研究者らによると、
一酸化炭素、クロトンアルデヒドらの有害物質は
確かに90%近く削減されていたが、
ホルムアルデヒド、アクロレインなどは
20%ほどしか削減されていないことがわかったそうです。
電子タバコでも、周りにも悪影響を
及ぼしているのは間違いありません
また、喫煙習慣のある人の多くは、
タバコを吸っていない人よりも、
数倍も歯周病にかかる確率が高くなる
というデータもあります。
歯周病は、顎の骨が徐々に溶かされて、
歯を支えることができなくなり、
重度の場合には歯を失ってしまう病気です。
歯周病になってしまう原因としては、
タバコに含まれるタールとニコチンが
大きく関係しています。
タールやニコチンなど有害物質が、
口腔内の粘膜や歯茎から吸収されると、
唾液の分泌量が少なくなり、
歯垢(プラーク)や歯石が歯に付きやすくなり、
歯周病になりやすい環境となります。
また、ニコチンによって血管が収縮することで
血のめぐりが悪くなり、
酸素や栄養が十分に運ぶことができなくなって、
歯周病の進行を早めて悪化させてしまうのです。
アイコスにもタールやニコチンは含まれているので、
血流が悪くなったり、歯茎の組織を破壊したりすることに
変わりはありません
従来のタバコでもアイコスのような加熱式のタバコでも、
ニコチンは含まれており、微量のタールでも血流が悪くなるため、
喫煙をやめることが歯周病予防には効果的です。
タバコを吸っていない人は喫煙者よりも、
「歯周病にかかりやすさ」が4割も減ることが
統計からわかっています。(日本臨床歯周病学会より)
また、歯周病にかかった際も、
喫煙者は進行が早く、重症化しやすい点があげられます。
禁煙して、歯周病やコロナウイルスが繁殖しにくい
環境を整えるための正しい歯磨きを行い、
定期的な健診や歯周病治療をすることで、
歯周病を改善し、コロナウイルス予防することにも
つながるでしょう
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