2019年11月28日 木曜日
歯周病と糖尿病の関係とは?!
こんにちは!
歯科衛生士の高浜です
歯周病と糖尿病は切っても切れない関係!?
ご存知の方も多いと思いますが、
歯周病は世界で最も患者数が多いとも
言われる感染症です
厚生労働省によれば、日本でも7割の方々が
歯周病にかかっています。
この歯周病、かつては単に歯が抜ける病気
と思われていたのですが、
近年の研究で全身に影響を及ぼす感染症
ということがわかってきました。
特に糖尿病とは密接な関係があります。
歯周ポケットに入り込んで繁殖した細菌が出す
炎症性ホルモンが、歯肉から血管に入りこみ、
血糖値を下げるインスリンの働きを
弱めることがわかっています。
体はなんとかして、より多くのインスリンを
作ろうとしますが、これが続くと、
インスリンを作る細胞が疲弊し、
糖尿病を発症します
逆に糖尿病で高血糖状態が続くと、
体の中の防御反応が低下して、
感染症(歯周病)が重度化しやすくなる
といわれています。
また、高血糖状態で歯ぐきの血管が
傷んでしまうことで、
歯周病が進行しやすくなります。
歯周病の発症リスクと糖尿病の悪化リスク、
どちらも少なくするために、
歯周病治療を積極的に行いましょう
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